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雅語がごの図書室としょしつ [ 全ぜん 1 篇へん ]

教材きょうざいは言葉ことばを取とり出だして見みせる。ここに置おいてあるのは、 言葉ことばが使つかわれたままの状態じょうたいである。
著作ちょさく権けんの切きれた日本語にほんごを、ふりがなを消けしたり出だしたりしながら読よめる形かたちにしてある。 消けせるようにしてあるのは、振ふり仮名がなが読よめない人ひとには要いるのに、読よめるようになった人ひとには邪じゃ魔まになるからで、 どちらの段階だんかいの読者どくしゃも同おなじ本文ほんぶんを読よめるようにするためである。 書かいた人ひとはもう返事へんじをしてくれないので、分わからない語ごはこちらで注ちゅうを付つけた。

01 朝あさ 太宰治だざいおさむ1909–1948 蝋燭ろうそくが燃もえ尽つきるまでの数時間すうじかん。何なにも起おこらなかった夜よるを、起おこらなかったままに書かききった掌編しょうへん。 2,977 字じ