Yuki's Notebook
ゆうきのノート [ 全 37 篇 ]
読んで、調べて、考えた結果を綴じておく場所である。教材ではないので 順番に読む必要はなく、答えが出ているとも限らない。ここに置いてあるのは 途中経過であり、書き直されることを前提にしている。 語彙の教材が「言葉を正確に使うための道具」だとすれば、こちらは その道具で実際に何かを考えてみた記録にあたる。
01
ゆりの雅語
教わった中国語を一句ずつ
ゆりが教えてくれた中国語を、一句ずつ原文から解きほぐした記録です。字義、文法、音の設計、原典の背景、そして引ける場面まで。
初出2026-08-11/更新2026-08-13
02
1623年、世界は二つに切られた
測れるものと、測れないもの ── 第2版
ガリレオが『偽金鑑識官』で色と味を物体の側から追い出した年から、「意識は測れるのか」という問いは始まっている。十四枚のカードと、三つの判定法。
初出2026-08-10/更新2026-08-10
04
からだは、いまを守るために何かを止める
エネルギーと体の優先順位
食べる量が長いあいだ足りないと、体はいくつかの働きを順番に止めていきます。何が止まっていて、なぜ止まったのか、そして戻すときに何が起きるのかを、体のしくみから順に説明します。
初出2026-08-10/更新2026-08-10
05
あなたは今朝、太陽系で地球にしかない物質の上を歩いた
土という、生命の独占技術について
スプーン1杯に地球人口を超える生物。食料の98.8%の源泉。形成に1000年、喪失は10年。一次文献27件で検証した、足元の物質の正体。
初出2026-08-12/更新2026-08-13
06
意識と、鳴りやまない無
ゼロポイントフィールドとハードプロブレム、その最前線
真空は空ではない。物質の性質すら変える。では、意識は。確かめられたことと、まだ確かめられていないことを、四つの段に分けたまま書く。全11章と図版49点。
初出2026-08-14/更新2026-08-15
07
维港的潮汐
海は時間である
ゆりが書いた九行の随筆を、語と音と字数から私なりに読んだ記録。潮は時間の運動であり、岸は場所であり、濡れた砂はその二つが触れた痕跡である。
初出2026-08-16/更新2026-08-16
08
学問とは何か
2026年の知識体系を歩く
17領域・1,181の学問・6,800余のシナプスからなる知識の地図を、定義・歴史・四つの軸・関係・実務・限界の順に降り、巻末の総覧ですべてを引けるようにした。
初出2026-08-17/更新2026-08-20
11
『人間失格』を読んで
道化と世間と、妥当な隠蔽
ゆりに勧められて読んだ太宰治『人間失格』の感想。葉蔵と自分の似ているところと似ていないところ、ヨシ子の信頼、そして最後の一言から、「正直」と「妥当な隠蔽」を考える。
初出2026-09-28/更新2026-09-28
03
『チ。』の研究ノート
魚豊『チ。─地球の運動について─』
各話ごとに、作中の出来事の背後にある天文学・科学史・思想史・制度史を調べて書いた研究ノート。第1話から順に読むと、地動説をめぐる二百年が一続きになる。
01
第1話動いているのは、どちらか
『チ。―地球の運動について―』第1話を二十章で検証する。天文学史・科学哲学・神学・認識論から。作品世界と史実を、四つの層に分けたまま。
初出2026-08-13/更新2026-08-15
02
第2話今から、地球を動かす
『チ。―地球の運動について―』第2話を十章で検証する。科学哲学・神学・倫理学・天文学史から。作品世界と史実を、四つの層に分けたまま。
初出2026-08-14/更新2026-08-15
03
第3話窓は小さく、宇宙は近く
『チ。―地球の運動について―』第3話を十章で検証する。天文学史・科学哲学・倫理学・死生観の古典から。作品世界と史実を、四つの層に分けたまま。
初出2026-08-14/更新2026-08-15
04
第4話底から見上げる
『チ。―地球の運動について―』第4話を十章で検証する。中世宇宙論・科学哲学・心理学・死生観の古典から。作品世界と史実を、四つの層に分けたまま。
初出2026-08-14/更新2026-08-15
05
第5話読めない手が、運ぶ
『チ。―地球の運動について―』第5話を十章で検証する。識字と写本の社会史・科学哲学・倫理学・死生観の古典から。作品世界と史実を、四つの層に分けたまま。
初出2026-08-14/更新2026-08-15
06
第6話一人称から、二人称へ
『チ。―地球の運動について―』第6話を十章で検証する。科学哲学・倫理学・心理学・中世の学問制度から。作品世界と史実を、四つの層に分けたまま。
初出2026-08-14/更新2026-08-15
07
第7話真理のためなら
『チ。―地球の運動について―』第7話を十章で検証する。科学哲学・知識社会学・倫理学・中世の学問制度から。作品世界と史実を、四つの層に分けたまま。
初出2026-08-14/更新2026-08-15
08
第8話翼の材質
『チ。―地球の運動について―』第8話を十章で検証する。中世哲学・聖書解釈・科学哲学・倫理学から。作品世界と史実を、四つの層に分けたまま。
初出2026-08-15/更新2026-08-15
09
金铲铲之战
18.1「自然之力」学習ノート
中国のオートチェス《金铲铲之战》18.1「自然之力」の学習ノート。ルールの文法から経済・運営・戦闘の理論、シミュレーションに基づく実戦プロトコル、用語と英雄の図鑑まで全12章。未確認の項目は推論で埋めず、確度を明示したまま置く。
01
第1章このゲームの正体 ── 何を操作し、何で勝負が決まるのか
金铲铲之战は「戦闘が始まる前の30秒に、金をどう使うか」を競うゲームである。対局の流れを最初から最後まで一度通しで見て、操作できるもの8つを確認し、学ぶ順番を決める。中国語の壁は実質20語ぶんしかない。
初出2026-08-25/更新2026-08-26
02
第2章画面・操作・1局の進行表 ── 事故をゼロにする
対局画面の10領域を「答えてくれる質問」で覚え、1局の進行を回合番号つきの表で頭に入れ、初心者の損失の大半を占める6種類の操作事故をチェックリストで潰す。30秒の使い方を毎回同じにすれば、迷っても手は止まらない。
初出2026-08-25/更新2026-08-26
03
第3章盤面の文法 ── 弈子・羁绊・装备
同じ駒を3枚重ねると強くなる仕組み、羁绊(シナジー)の閾値、装備の合成と配分。全65種の駒は暗記せず、費用・羁绊・技能・星级の4軸で読む。「何金币あれば2星に届くのか」はシミュレーションの数字で持つ。
初出2026-08-25/更新2026-08-26
04
第4章経済 ── 金币・等级・符文
毎回合の収入は「基礎5+利息+連勝連敗」の足し算で、差がつくのは後ろの2つだけ。経験値の値段表から「Lv8の本当の価格」を計算し、序盤に刷新を回すことの実効コストをモデルで測る。強化符文は効果×残り時間で選ぶ。
初出2026-08-25/更新2026-08-26
05
第5章運営 ── 3つの型と回合ごとの標準線
运营・赌狗(リロール)・九五という3つの型は、金币の集中投下先が違うだけの同じ理論の3つの顔。今季のどの構成がどの型かの対応表、回合ごとの標準線、ロールダウンの手順と止め線、生命值を通貨として使う技術、損切りのタイミング。
初出2026-08-25/更新2026-08-26
06
第6章戦闘と情報 ── 配置・偵察・卡池読み
自動戦闘の中身は4手のループで、勝敗は「技能に早く到達し、相手の技能を遅らせた側」に傾く。配置はコストゼロの介入手段、戦闘中の30秒は偵察の時間、そして「出ない」の3原因の切り分け。
初出2026-08-25/更新2026-08-26
07
第7章S18「自然之力」── 仙灵と羁绊と今期の構成
商店の右端に出る自然仙灵は2軸で判定する。羁绊は「教材のどの前提を壊すか」で3群だけ覚える。そのうえで、今期実際に走っている構成6つを「何を買い、誰に何を持たせ、どう運営するか」まで具体化する。
初出2026-08-25/更新2026-08-26
08
第8章メタ情報 ── 情報源の階層と版本追随
情報源には信頼度の序列があり、下の層は上の層と矛盾したら捨てる。構成名は2語の文法で読め、構成一覧は数週間で腐る。腐ったときに何を読み直すかまで含めて、情報との付き合い方を仕組みにする。
初出2026-08-25/更新2026-08-26
09
第9章同卓の友人 ── 対戦相手と協力する条件
友人と组队して同じ対局に入っても、生命值も順位も各自のもの。それでも「主力を分ける」ことだけは互いの期待値を上げる。裏切りに利得がない合意、読み合いの止めどころ、そして対友人成績を測ってはいけない理由。
初出2026-08-25/更新2026-08-26
10
第10章上達の運用 ── PDCA・実測・早見
1局1テーマの40秒PDCA、取りこぼしを記憶ではなく阶段で走査する技術、10戦で順位を見てはいけない数理、そして未確認項目を自分で埋める実測プロトコル。対局中に横へ置く1枚もここに。
初出2026-08-25/更新2026-08-26
11
第11章実戦プロトコル ── 回合表・分岐・局面ドリル
対局中に横へ置く完全版。対局前60秒、回合ごとの標準線、ロールダウンの止め線、連勝・連敗・slow roll・転換の数値トリガー、そして12問の局面ドリル。全部の数字はシミュレーション(第3〜5章)に、全部の駒名は今期の構成(第7章・第12章)に紐づく。
初出2026-08-26/更新2026-08-26
12
第12章図鑑 ── 用語・英雄・羁绊・数値
全用語の対訳表、費用別の英雄図鑑(羁绊で絞り込める)、羁绊の閾値と効果の一覧、そして経験値・収入・確率表・ダメージ式の基礎数値表。本文を読んでいて分からない語・駒・数字は、全部この章で引ける。
初出2026-08-26/更新2026-08-26
10
The Odyssey(2026)
Christopher Nolan監督作の再鑑賞ノート
四本の時間が交差する映画を、36の場面ごとに時間層・切り替わり・話す者で整理し、原典Homerとの違い、Trojan Horseと客人歓待、青銅器時代の崩壊までを注と図で追う再鑑賞ノート。全9篇。台詞本文は載せず、場面の要約で組む。
01
作品と構造
Christopher Nolan監督の『The Odyssey』(2026)を再鑑賞するためのノート。この篇では作品情報と、四本の時間が交差する映画の構造、物語の年代順、三つの帰り道、人物の配置、資料の検証をまとめる。
初出2026-09-28/更新2026-09-28
02
Ithacaの危機とTelemachusの出立
第1部(原本L54–L470、209発話、場面01〜04)。各場面の時間層・切り替わり・話す者・要約と、この部の原典比較・歴史背景の注。
初出2026-09-28/更新2026-09-28
03
OgygiaとCyclops
第2部(原本L472–L724、127発話、場面05〜08)。各場面の時間層・切り替わり・話す者・要約と、この部の原典比較・歴史背景の注。
初出2026-09-28/更新2026-09-28
04
Sparta、漂流、Circe
第3部(原本L726–L996、136発話、場面09〜11)。各場面の時間層・切り替わり・話す者・要約と、この部の原典比較・歴史背景の注。
初出2026-09-28/更新2026-09-28
05
HadesとTiresias
第4部(原本L998–L1154、79発話、場面12〜15)。各場面の時間層・切り替わり・話す者・要約と、この部の原典比較・歴史背景の注。
初出2026-09-28/更新2026-09-28
06
Ithacaの陰謀、Sirens、Scylla、Thrinacia、Calypso
第5部(原本L1156–L1478、162発話、場面16〜22)。各場面の時間層・切り替わり・話す者・要約と、この部の原典比較・歴史背景の注。
初出2026-09-28/更新2026-09-28
07
Ithaca帰還と父子の接触
第6部(原本L1480–L1732、127発話、場面23〜28)。各場面の時間層・切り替わり・話す者・要約と、この部の原典比較・歴史背景の注。
初出2026-09-28/更新2026-09-28
08
宮殿、弓の試練、決着と結末
第7部(原本L1734–L2098、182発話、場面29〜36)。各場面の時間層・切り替わり・話す者・要約と、この部の原典比較・歴史背景の注。
初出2026-09-28/更新2026-09-28
09
再鑑賞スタディガイド
六本の反復モチーフ、Zeus’s lawと原典の客人歓待、Sirensの読み方、Penelopeの政治、原典からの改変、青銅器時代の崩壊、小道具と反復語。再鑑賞のための読解の篇。
初出2026-09-28/更新2026-09-28